2019-02-16から1日間の記事一覧

私の終活(6)死に伴う希望 私は牧師の職務で多数の葬儀を執り行った。その度に、聖書を説き明かして遺族に慰めと希望を語った。 聖書は人間の死の意味と死後の希望を記している。主イエス・キリストが死の闇を照らす光となり、死の闇の不安を取り除き、御…

私の終活(5)死は不自然なもの 人はなぜ死ぬのだろうか。この問いの答えは哲学も化学も持っていない。宗教だけが答えをもっているのである。それが宗教の存在意義である。 私たちの人生に伴う死と死に対する不安と恐れは若くて勢いのある間、仕事が多忙の…

私の終活(4)死に伴う恐れ 私は幼い子供の頃から死ぬことを恐れていた。理由はわからなかった。死人が墓に葬られるのを見たこともない、悪いことをすれば死んだら地獄にいくと脅かされた記憶もないのである。それどころか私の子供時代は、戦争が終わり、生…

私の終活(3)終活の本分 終活の本分は、死の意味を知ることであり、死後を知ることであり、死後の復活を確信することである。 誰でも高齢者になれば、自分の死を意識するようになり死後についても考えるようになる。若年時代は死や死後のことを殆ど考えな…

私の終活(2)人生の回顧 私は後ろを振り向かないように生きてきた。それは避けていたわけではなく余裕がなかったのである。現役時代はその時々を生き抜くことに精一杯であった。 今は隠退して七六年の歳月を振り返り悲喜こもごもの場面を回顧している。私…